ファイルメーカー(FileMaker) 日付関数

2016年7月14日

日付関数 説明
Date(月,日,年) 数値→日付へ変換
引数
月 – その年の何番目の月か(1から 12 の数値)
日 – その月の何日目か(1から 31 の数値)
年 – 年度(0001 から 4000 までの4桁。たとえば 2005 は有効で 05 は無効です)。
重要 Date 関数の引数の順序は、ご使用のオペレーティングシステムまたは FileMaker Pro の日付書式に関わらず、常に月、日、年です。
戻り値のデータタイプ
日付
説明
<年>、<月>、<日> の西暦上の日付を返します。
返される日付の書式は、データベースファイルの作成時に設定された日付書式によって異なります。通常、日付書式は YYYY/MM/DD(年/月/日)です。日付書式は、[コントロール パネル] の [地域のオプション](Windows)、または [システム環境設定] の [日付と時刻](Mac OS)で変更できます。
レイアウトモードでフィールドに異なる日付書式を割り当てることによって、日付の表示方法を変更できます。この方法で書式を変更した場合、データの表示方法が変わるだけで、保存方法に影響はありません。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。
注意 12 よりも大きな値の月、またはその月の日数よりも大きな値の日を入力すると、FileMaker Pro によって、結果に日や月が追加されます。たとえば、Date ( 13 ; 1 ; 2004 ) は、「2005/1/1」を返します。

Date ( 10 ; 11 ; 2004 ) は、「2004/10/11」を返します。
DateToText(日付) 日付→テキストに形式変換
Day(日付) 日付が「何日」か
説明
<日付> が月の何日にあたるのかを示す1から 31 の範囲の数値を返します。たとえば、月の何日目が支払い期限かを指定できます。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

Day ( “2004/5/15" ) は、「15」を返します(YYYY/MM/DD の日付書式の場合)。
Day ( 販売日 ) は、「販売日」フィールドに保存された日付が月の何日目かを返します。
If( Day ( Get ( 日付 ) ) = 3 and Month ( Get ( 日付 ) ) = 3 ; “3月3日は雛祭りです。" ; “" ) は、Get ( 日付 ) によって返される日が「3」で、Get ( 日付 ) によって返される月が「3」の場合に、「3月3日は雛祭りです。」というテキストを表示します。それ以外の場合は、何も表示しません。
DayName(日付) 曜日を英語で返す
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
テキスト
説明
指定された <日付> の曜日を示すテキストを返します。返される値はシステムの言語設定によって決まります。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

DayName ( Date ( 10 ; 7 ; 2004 ) ) は、「木曜日」を返します。
DayName ( プロジェクト締め切り ) は、「プロジェクト締め切り」フィールドに「2004/10/8」が入力されている場合、「金曜日」を返します。
DayName ( “2004/10/10" ) は、「日曜日」を返します。
“次の日までに選択項目を返送してください" & DayName ( 締め切り日 ) は、「次の日までに選択項目を返送してください。」というテキストに続いて、「締め切り日」に保存された日付の曜日を表示します。
DayNameJ(日付) 曜日を日本語で返す
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
テキスト
説明
<日付> の日本語の曜日名にあたるテキストを返します。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

DayNameJ ( Date ( 4 ; 4 ; 2003 ) ) は、「 金曜日 」を返します。
DayOfWeek ( 日付 ) 曜日を数値で返す
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
数字
説明
<日付> の曜日を表す数値を返します。「1」は日曜日、「2」は月曜日、「3」は火曜日というように表します。たとえば、祝日の曜日を調べることができます。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

DayOfWeek ( “2004/10/8" ) は、「6」を返します。
DayOfWeek ( Date ( 10 ; 9 ; 2004 ) ) は、「7」を返します。
DayOfWeek ( プロジェクト締め切り ) は、「プロジェクト締め切り」フィールドの値が「2004/10/11」の場合、「2」を返します。
DayofYear(日付) 1月1日からの経過日数を算出
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
数字
説明
<日付> の年の1月1日から指定された日までの経過日数に等しい数値を返します。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

DayOfYear ( 請求日 ) は、「請求日」フィールドの値が「2005/2/2」の場合、「33」を返します。
次の計算式は、現在の年の合計日数を返します。
DayOfYear ( Date ( 12 ; 31 ; Year ( Get ( 日付 ) ) ) )
DayOfYear ( Date ( 1 ; 1 ; Year ( Get ( 日付 ) ) + 1 ) – 1 )
Month(日付) 日付中の「月」だけを返す
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
数字
説明
<日付> がその年の何月にあたるのかを示す1から 12 の範囲の数値を返します。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

Month ( “2004/3/19" ) は、「3」を返します(オペレーティングシステムの日付書式が YYYY/MM/DD の場合)。
Month ( 支払い ) は、「支払い」フィールドの値が「2004/3/16」の場合、「3」を返します(「支払い」フィールドが日付フィールドである必要があります)。
“請求期限: " & Date ( Month ( 販売日 ) + 1 ; Day ( 販売日 ) ; Year ( 販売日 ) ) は、「請求期限:」に続いて、「販売日」の1か月後の日付の値を返します。
MonthName(日付) 月を英語で返す
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
テキスト
説明
<日付> の月を示すテキストを返します。返される値はシステムの言語設定によって決まります。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

MonthName ( “2004/6/6" ) は、「6月」を返します。
“支払期日: " & MonthName ( Date ( Month ( 請求日 ) + 1 ; Day ( 請求日 ) ; Year ( 請求日 ) ) ) は、「請求日」フィールドの値が「2004/4/4」の場合、「支払期日: 5月」を返します。
“支払い日: " & MonthName ( Date ( Month ( 支払い日 ) + 1 ; Day ( 支払い日 ) ; Year ( 支払い日 ) ) ) は、「支払い日:」に続いて前の月の支払い月の名前を返します。
MonthNameJ(日付) 月を日本語で返す
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
テキスト
説明
<日付> の月を日本語のテキストで返します。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

MonthNameJ ( “2003/6/6" ) は、「6月 」というテキストを返します。
Today 今日の日付を返す
WeekofYear(日付) 年の何週めかを算出
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
数字
説明
<日付> の年の1月1日からの経過週数を返します。年の最初と最後の余りの週も数えるため、WeekOfYear 関数は1から 54 までの値を返します。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

WeekOfYear ( “2005/1/1" ) は、「1」を返します。
WeekOfYear ( プロジェクトの締め切り ) は、「プロジェクトの締め切り」フィールドの値が「2005/2/2」の場合、「6」を返します。
WeekofYearFiscal(日付,開始曜日) 年の何週めかを、開始曜日を指定して算出
引数
日付 – 西暦上の日付
開始日 – 1から7までの数字で、1は日曜日を表します。
戻り値のデータタイプ
数字
説明
開始日の引数に従って計算された <日付> を含む週を表す1から 53 までの数字を返します。<開始日> は、週のどの曜日を最初の日とするかを表します。
年の最初の週は、その年の日付を4日以上含む第1週目を指します。たとえば、開始日に 1(日曜日)を選択した場合、その週が年度の最初の週になるには、1月1日が日曜日、月曜日、火曜日、または水曜日である必要があります。開始日に 2(月曜日)を選択した場合は、その週が年度の最初の週になるには、1月1日が月曜日、火曜日、水曜日、または木曜日であることが必要です。
この関数を使うと、特定の年の日付を前年の 53 週目にすることもできます。たとえば、2003 年の開始日に日曜日(1)を選択した場合、2004 年の1月1日、2日、または3日は 2003 年度の 53 週目となります(2004 年の1月1日は木曜日です)。日曜日(1)を開始日として選択しているため、2004 年度の最初の日は1月4日の日曜日となります。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

WeekOfYearFiscal ( Date ( 1 ; 3 ; 2004 ) ; 1 ) は、「53」を返します。
WeekOfYearFiscal ( Date ( 1 ; 4 ; 2004 ) ; 1 ) は、「1」を返します。
WeekOfYearFiscal ( Date ( 1 ; 1 ; 2004 ) ; 5 ) は、「1」を返します。
Year(日付) 日付中の「年」だけを返す
引数
日付 – 西暦上の日付
戻り値のデータタイプ
数字
説明
<日付> のある年を表す数値を返します。たとえば、商品の販売日を示すフィールドから年を抽出できます。
重要 日付使用時のエラーを避けるために、必ず4桁の西暦を使用してください。 FileMaker Pro での2桁の日付の処理方法については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。

Year ( 販売日 ) は、「販売日」に保存されている年を返します。
Year ( “2004/5/5" ) は、「2004」を返します。
Year ( Date ( Month ( Get ( 日付 ) ) + 48 ; Day ( Get ( 日付 ) ) ; Year ( Get ( 日付 ) ) ) ) は、本日の日付から 48 か月経過した年を返します。
YearName(日付,形式) 年を指定の形式で返す
引数
日付 – 西暦上の日付
形式 – 表示形式を示す数字(0、1、または 2)
戻り値のデータタイプ
テキスト
説明
<日付> の和暦を指定された書式で返します。<形式> の値が空白か、0、1、または 2 以外の値が使用されている場合は、0 が使用されます。
構文
0 – 明治、大正 、昭和 、 平成(1868/9/8 より前の日付は )
1 – (明)、(大)、(昭)、(平)(1868/9/8 より前の日付は (西)XXXX)
2 – M8、T8、S8、H8(1868/9/8 より前の日付は A.D.xxxx)
和暦の形式は、0 = 長い形式、1 = 短縮形、2 = アルファベットになります。上に示す和暦より前の日付の場合は、「西暦」が返されます。

YearName ( 日付フィールド ; 0 ) は、日付フィールドの値が「2002/7/17」の場合、「平成14 」を返します。